別離

Intermezzo

イングリッド・バーグマンのハリウッド進出第一作
編曲賞と撮影賞の2部門でアカデミー賞ノミネート

「風と共に去りぬ」(’39)のデイヴィッド・O・セルズニックが製作した恋愛ドラマで、監督は「コルシカ兄弟」(’49)のグレゴリー・ラトフ。原作はスウェーデンで映画化(イングリッド・バーグマン主演)されたゴスタ・スティーヴンスとグスタフ・モランダーのシナリオで、「愛と光」(’35)のジョージ・オニールが米国版に脚色しなおした。撮影は「魅惑」(’49)のグレッグ・トーランド、音楽は「夜の鍵」(’37)のルイス・フォーブス。イングリッド・バーグマンのハリウッド主演第一作目の作品でもある。出演は、本作品の共同製作者でもある「風と共に去りぬ」のレスリー・ハワード、「鉄のカーテン」(’48)のドナ・ベストの、「ジェニーの肖像」(’47)のセシル・ケラウェイ、「情熱の友」(’48)のアン・ドット、「フィラデルフィア物語」(’40)のジョン・ハリディら。(1939年・米国)

監督: グレゴリー・ラトフ

1939年作品 上映時間70分 製作国アメリカ

◆第12回(1939年)アカデミー賞 ノミネート 撮影賞(白黒)/編曲賞

監督 グレゴリー・ラトフ
脚本 ジョージ・オニール
製作 デヴィッド・O・セルズニック/レスリー・ハワード(共同プロデューサー)
音楽 ロバート・ラッセル・ベネット/マックス・スタイナー
撮影 グレッグ・トーランド/ハリー・ストラドリング
編集 フランシス・D・ライオン
制作会社 セルズニック・インターナ

レスリー・ハワード(ホルガ―・ブラント)
イングリッド・バーグマン(アニタ)
エドナ・ベルト(マーギット)
ジョン・ハリデイ(トーマス・ステンボルグ)
セシル・ケラウェイ(チャールズ)
エニッド・ベネット(グレタ)
アン・ドット(アンマリー)
ダグラス・スコット(エリック)
エレノア・ウェッセルヘット(エマ)
マリー・フリン(マリアンヌ)

スエーデンの名ヴァイオリニスト、ホルガー・ブラント(レスリー・ハワード)は、紐育の演奏会を終えて、伴奏者のトマスとマネジャーを連れ、妻のマルギットと娘のアン・マリー(アン・トッド)の待つ故郷に向かった。トマスはこれを機会に引退し、後進の指導に専念しようと決心したが、最初に彼の元に教えを乞うた女流ピアニスト、アニタ(イングリッド・バーグマン)は偶然にもアン・マリーにピアノを教えていた人だった。アン・マリーの誕生日に、アニタの演奏を聞いたホルガーは、彼女を自分の伴奏者に迎えた。こうして2人はお互いに芸術上での結び付きが密接になったが、それはいつしか愛情にまで発展していった。アニタは、妻子あるホルガーを愛することを苦しみ、彼の元を去ろうとしたが、ホルガーは強く彼女をひきとめた。やがて、ホルガーとアニタは海外演奏旅行に旅立ち、各地で、絶賛を博した。演奏旅行を終え、南仏の漁村で静養の時を過ごした2人は、愛の喜びに浸った…。

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