西鶴一代女
転落し続ける或る娼婦の運命と崇高なる精神を描いた日本映画の最高峰
1952年度ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞
井原西鶴の「好色一代女」をもとに、溝口健二が構成を練り、依田義賢が脚本を書いた「雨月物語」と同じく後世の映画作家達に多大な影響を与えた溝口健二監督作品。1952年度のヴェネチア国際映画祭おいて金獅子賞を受賞している。愛を貫くことのできなかった清廉な女の転落と連なる悲劇、その悲運の生涯を描きつつも崇高なる精神を感じさせる名作中の名作。
監督: 溝口健二
公開年月日:1952/04/17 収録時間:137分
◆1952年度ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞
◆1953年度(昭和28年)「キネマ旬報ベスト・テン」 第9位
◆キネマ旬報誌「オールタイムベスト・テン」(1995年)日本映画編 第5位 日本映画編 第26位
◆「映画人が選ぶオールタイムベスト100・日本映画編(1999年 キネ旬創刊80周年記念)」第11位
監督 溝口健二
脚本 依田義賢
原作 井原西鶴
製作 児井英生
音楽 斎藤一郎
撮影 平野好美
編集 後藤敏男
製作会社 児井プロダクション
新東宝
田中 絹代(お春)
山根 寿子(奥方)
三船 敏郎(勝之介)
宇野重吉(扇屋弥吉)
菅井一郎(お春の父新左衛門)
若くて美しい娘お春が、転落していく様を描いており、幸せになりかけては、破綻する人生を異常なくらい執拗に鮮明に描ききった溝口健二ならではの傑作である。
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