晩春
小津、原節子コンビの初の作品で小津スタイルを確立した珠玉の名作
1949年度「キネマ旬報ベスト・テン」日本映画部門第1位
「東京物語」と並ぶ小津安二郎監督の代表作で、結婚をめぐる父親と娘を題材にした感動作である。笠智衆と原節子の共演第一作。父と娘の親子愛を中心に、二人を取り巻く人々の人間模様を、小津監督独特の手法で、淡々と描いている。杉村春子のコミカルな演技、月丘夢路のはつらつとした演技、そして何といっても、原節子の表情の変化と笠智衆の渋さ、ラストシーンの父親の背中に全ての思いがこめられてる。
監督: 小津安二郎
公開年月日:1949/09/13 収録時間:108分
◆1949年度(昭和24年)「キネマ旬報ベスト・テン」 第1位
◆英国映画協会(BFI)選定の2012年版「史上最高の映画」 15位
監督 小津安二郎
脚本 野田高梧 小津安二郎
原作 広津和郎
製作 山本武
音楽 伊藤宣二
撮影 厚田雄春
編集 浜村義康
配給 松竹
原 節子(紀子)
笠 智衆(曾宮周吉)
月丘 夢路(北川アヤ)
杉村 春子(田口まさ)
青木 放屁(勝義)
結婚をめぐる父親と娘を題材にした感動作である。鎌倉を舞台に、妻を早くして失くした大学教授の父と27歳になってもそんな父親を一人残して、嫁に行く気にはなれない娘。そして二人のことが気が気でなく何かと世話を焼く叔母。父と娘の親子愛を中心に、二人を取り巻く人々の人間模様を、淡々と描いている作品。
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