郵便配達は二度ベルを鳴らす
The Postman Always Rings Twice
犯罪事件の実話をもとにした人間ドラマ
心理描写に力点を置いた演出とガーフィールドの演技力が光る
フィルム・ノワール最盛期の傑作
実際の起きた事件を元に、ジェームズ・M・ケインが書き上げたハードボイルド小説を、42年にイタリアで「山猫」(’63)のルキノ・ヴィスコンティが監督した同名映画のハリウッド版。監督は「支那海」(’35)のテイ・ガーネット、製作は「ベン・ハー」(’25)のケイリー・ウィルソン、脚本は「奥様武勇伝」(’48)のハリー・ラスキンと「シカゴ」(’38)のニーヴェン・ブッシュ。出演は「紳士協定」(’47)のジョン・ガーフィールド、本作での官能的なヒロイン像によりトップ・スターの座を獲得した「青春物語」(’57)のラナ・ターナー、「別離」(’39)のセシル・ケラウェイなど。原作で描かれている激しい性と暴力の表現は抑えられ、心理描写に力点を置いた演出とガーフィールドの演技力が光るフィルム・ノワール最盛期の傑作。(1946年・米国)
監督: テイ・ガーネット
1946年作品 上映時間113分 製作国アメリカ
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監督 テイ・ガーネット
脚本 ハリー・ラスキン ニーヴン・ブッシュ
原作 ジェームズ・M・ケイン
製作 ケーリー・ウィルソン
音楽 ジョージ・バスマン エーリッヒ・ツァイスル
撮影 シドニー・ワグナー
編集 ジョージ・ホワイト
製作会社 メトロ・ゴールドウィン・メイヤー
ジョン・ガーフィールド(フランク)
ラナ・ターナー(コーラ)
セシル・ケラウェイ(ニック)
ヒューム・クローニン/レオン・エイムズ
オードリー・トッター/アラン・リード/ジェフ・ヨーク
ボー河沿いのレストラン・ドガナの経営者ブラガーナの妻ジョヴァンナは、一回りも年の違う夫との生活にも飽き、退屈な毎日を送っていた。そんなある日、一台のトラックから放り出されたドガナのカウンターを叩いた男、ジーノに魅せられ、情熱が湧き出るのを感じた。一方、ジーノもジョヴァンナの官能的な眼差しに欲情をかきたてられた。ブラガーナが留守中のドガナの一室は愛欲の場となり、2人が駆け落ちを決めるまでたいして時間はかからなかった。しかし…。
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