モロッコ
Morocco
100万ドルの脚線美と謳われたマレーネ・ディートリッヒの
ハリウッド・デビューとなる記念碑的名作
「暗黒街」(’27)のジョセフ・フォン・スタンバーグが、ドイツで「嘆きの天使」(’30)を監督した後に帰米して監督にあたった作品。ベノ・ヴィグニー原作の舞台劇「エーミー・ジョリイ」を「戦艦バウンティ号の叛乱」(’35)のジュールス・ファースマンが改作脚色し、「上海特急」(’32)のリー・ガームスが撮影した。出演はペルリンでの舞台がきっかけで出演となった「嘆きの天使」のマレーネ・ディートリッヒ、「誰がために鐘は鳴る」(’43)のゲイリー・クーパー、「犯罪都市」(’31)のアドルフ・マンジュー、「快走王」(’30)のフランシス・マクドナルドなど。この作品の成功によってハリウッドでは外人部隊を扱った映画が量産できるようになった。キネマ旬報の田村幸彦氏の翻訳による日本初の字幕スーパー作品でもある。(1930年・米国)
監督: ジョセフ・フォン・スタンバーグ
1930年作品 上映時間90分 製作国アメリカ
◆第4回(1930/31年)アカデミー賞 4部門ノミネート
監督 ジョセフ・フォン・スタンバーグ
脚本 ジュールス・ファースマン
原作 ベノ・ヴィグニー
製作 ヘクター・ターンブル
音楽 カール・ハヨス
撮影 リー・ガームス
編集 サム・ウィンストン
製作会社 パラマウント映画
ゲイリー・クーパー(トム・ブラウン)
マレーネ・ディートリッヒ(アミ―・ジョリー)
アドフル・マンジュー(ベシエール)
ウルリヒ・ハウプト(セザール大佐)
ジュリエット・コンプトン(アンナ)
フランシス・マクドナルド(兵士)
アルバート・コンティ
イヴ・サザーン(セザール夫人)
マイケル・ヴィサロフ/ポール・ポルカシ
外国人部隊の名うての色事師トム・ブラウンは、モロッコの酒場で歌手アミ―・ジョリーと恋に落ちる。彼には副官夫人の情人がいた。夫人は嫉妬し、トムの命を狙わせるが失敗。この騒ぎでトムは営倉入りとなるが、夫人の名誉のため真実は洩らさなかった。感謝した副官の好意で軍法会議は免れたものの、サハラの前線に送られるトム。アミ―は船で一緒だったフランスの富豪ベシス氏の求婚を一旦は承諾するが、宴席にトム重症の報が届くといてもたってもいられず、彼のもとへ駆けつける。が…。
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