桑港
San Francisco
クラーク・ゲーブル主演のサンフランシスコを舞台にしたミュージカルの名作
原作は「サラトガ」(’37)のロバート・E・ホプキンスの書き下ろしで、「紳士は金髪がお好き」(’28)のアニタ・ルースが脚色したものを、「影なき男」(’34)のW・S・ヴァン・ダイク二世が監督、「巨星ジーグフェルド」(’36)のオリバー・T・マーシュが撮影に当たった。出演は「風と共に去りぬ」(’39)のクラーク・ゲーブル、「ローズ・マリイ」(’36)のジャネット・マクドナルド、「港に異常なし」(’35)のスペンサー・トレイシー、「征空重爆撃」のジャック・ホルトなど。劇中でマクドナルドが歌う主題歌の「サンフランシスコ・オープン・ユア・ゴールデンゲート~San Francisco,open your Golden Gate~」(作詞:ガス・カーン、作曲:ウォルター・ユールマン、プロニスラウ・ケイパー)は、84年さにサンフランシスコ市歌に制定された。(1936年・米国)
監督: W・S・ヴァン・ダイク二世
1936年作品 上映時間115分 製作国アメリカ
◆第9回(1936年)アカデミー賞 録音賞受賞、6部門ノミネート
監督 W・S・ヴァン・ダイク
脚本 ロバート・E・ホプキンス/アニタ・ルース
製作 W・S・ヴァン・ダイク/ジョン・エマーソン/バーナード・H・ハイマン
音楽 ハーバート・ストサート/エドワード・ウォード/ブロニスラウ・ケイパー/ワルター・ユルマン
撮影 オリヴァー・T・マーシュ
編集 トム・ヘルド
配給 メトロ・ゴールドウィン・メイヤー
クラーク・ゲーブル(ブラッキー・ノートン)
ジャネット・マクドナルド(メリー・ブレイク)
スペンサー・トレイシー(ティム・マリン神父)
ジャック・ホルト(ジャック・バリー)
ジェシー・ラルフ/テット・ヒーリー(マット)
シャーリー・ロス(トリキシ―)
マーガレット・アーヴィング(デラ)
ハロルド・ヒューバー(ベーブ)
1905年大晦日の夜、サンフランシスコの歓楽地帯バーバリー・コーストで、メリー・ブレイクは火事で焼け出され、その後しばらくカフェ「パラダイス」の唄姫として働くことになった。ここの持ち主ブラッキー・ノートンはこの辺切っての顔役だが、初めて堅気の娘メリーに真面目な愛情を感じるようになる。メリーも彼を良くは思ってはいるものの、彼の粗野な態度は牧師の娘である彼女にはぴったりしない。そこへ上流社会の紳士ジャック・バーレーが現れ、メリーの志望がオペラ歌手になる事と知ってブラッキーとの契約を買おうと申し込んだが、彼はこれを拒絶した。バーレーは政治的にもブラッキーの敵党でコーストを火災の難から救うため、ブラッキーは建物改革委員として選挙に立候補する事になったので、それは地主側たるバーレーの利益と衝突するのであった。
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