ゾラの生涯
The Life of Emile Zola
自由と正義を貫いた文豪エミール・ゾラの半生を描く
第10回アカデミー賞作品賞、助演男優賞、脚色賞受賞
1894年にフランスで起きたドレ フュス事件に対して軍部を弾劾した文豪エミール・ゾラの生涯を描いた 伝記映画。 「偉人エーリッヒ博士」 (’40) のヘインツ・ヘラルド、 「デカメロン夜話」 (’53) のゲザ・ハーゼッグがストーリーを書き、この二人に 「ロビンフッドの冒険」 (’38) のノーマン・ライリー・レインが加わって脚本を執筆している。監督は「旅愁」 (’50) のウィリアム・ディーターレ 一、撮影は 「ロビンフッドの冒険」のトニー・ゴーディオが指揮した。 出演は「科学者の道」 (’36) のポール・ムニ、 「アンネの日記」 (’59) のジ ョセフ・シルドクラウト、 「クリスマスの休暇」 (’44) のゲイル・ソンダー ガード、「わが谷は緑なりき」 (’41) のドナルド・クリスプなど。 37年度 アカデミー作品賞、脚本賞、助演男優賞を受賞した。 (1937年・米国)
監督: ウィリアム・ディターレ
1937年作品 上映時間116分 製作国アメリカ
◆第10回（1937年）アカデミー賞 3部門を受賞 作品賞/助演男優賞/脚色賞をそれぞれ受賞
◆第3回（1937年）ニューヨーク映画批評家協会賞 作品賞/主演男優賞を受賞
監督 ウィリアム・ディターレ
脚本 ノーマン・ライリー・レイン/ハインツ・ヘラルド/ゲザ・ハーゼック
原案 ヘインツ・ヘラルド/ゲザ・ハーゼック
製作総指揮 ハル・B・ウォリス（クレジット無し）/ジャック・ワーナー（クレジット無し）
音楽 マックス・スタイナー
撮影 トニー・ゴーディオ
編集 ウォーレン・ロウ
製作会社 ワーナー・ブラザース
ポール・ムニ (エミール・ゾラ)
ジョゼフ・シルドクラウト (アルフレッド・ドレフュス)
ゲイル・ソンダーガード(リューシー・ドレフュス)
グローリア・ホールデン (アレクサンドリーヌ)
ドナルド・クリスプ(ラボリ)
エリン・オブライエン・ムーア(ナナ)
ジョン・ライテル(チャルパンチェ)
ヘンリー・ オニール(ピカール)
モーリス・カーノフスキー (アナトール・フランス)
パリの屋根裏の破れ部屋で暮らす若き日のエミール・ゾラは、警官に追われているところを救ったナナの、身の上話を描いた小説のヒットで一躍一流作家となる。富と地位を得て文豪の名声を博したゾラは、そのころ世界を騒がせていたドレフュス事件で、夫の無罪を信じるドレフュス夫人の懇願を受け入れ、有名な「余は訴う」と題する一文を草しドレフュス事件の再審を天下に訴えた。しかし軍の裁判所への圧力でゾラは中傷罪として逆に訴えられてしまい、また新聞各紙も「ゾラは国賊なり！」と書きたて大衆を扇動した。かくして、ゾラは有罪となり二年の禁固刑が申し渡されたのだが、その後政局が一変し…。
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