お茶漬けの味
小津安二郎が軽妙に描くコミカルなホームドラマの傑作
淡島千景や津島恵子の美貌と共に、女性には、若かりし頃の鶴田浩二が観れるだけでも楽しめる作品かもしれない。題名の「お茶漬の味」は、主人公の夫が、いつも遅く帰った夜に、女中に作ってもらって食べていた「お茶漬」を映画のラストで、夫のことを見直した妻が、いつも馬鹿にしていた夫の好物を自ら作って食べさせるところからきており、全てを集約したこのシーンは、小津映画の名シーンのひとつでもある。
監督: 小津安二郎
公開年月日:1952/10/01 収録時間:115分
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