一人息子
不況になかの母子の悲哀を描いた傑作
小津安二郎初のトーキー映画で松竹蒲田撮影所における最後の作品
小津安二郎監督のトーキー第一作であり、晩年加山雄三主演の「若大将シリーズ」等で活躍し、活発な明るいお婆さんのイメージが強く残る飯田蝶子が母親役を演じ、一人息子の成長だけを楽しみに、貧しい生活に耐えながら、一人子供を育て上げ、最後まで成長した息子と一緒に暮らすことを夢見ながら生き続ける女を演じきっている。
監督: 小津安二郎
公開年月日:1936/09/15 収録時間:82分
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