望郷

Pepe le Moko

ジャン・ギャバンの名を不動のものにしたフランス映画の傑作
異国情緒なカスパの街並みと暴力、裏切り、嫉妬が絡み合う人間模様

「求婚」 (’46) のアシェルベが自身の探偵小説をもとに、 「旅路の果て」 (’39) のジュリアン・デュヴィヴィエ監督とストーリーを書き、 「ジェニイの家」 (’36)のジャック・コンスタ ンが脚色したドラマ。 撮影は 「地の果てを行く」 (’35) のジュール・クリュージェと 「天井桟敷の人々」 (’44) のマルク・フォサール、 音楽は「港 の掠奪者」(’35)のヴァンサン・スコットら。 出演は「大いなる幻影」 (’37)のジャン・ギャバン、「パリの暗黒街」 (’32) のガブリエル・ガブリオ、「ア ンリエットの巴里祭」 (’52) サテュルナン・ファーブル、 「ドン・キホーテ」 (’33) のミレーユ・バラン、「港の掠奪者」 (’35)のリーヌ・ノロ、「赤ち ゃん」(’36)のジルベール・ジル、 「ゴルゴダの丘」 (’35) のリュカ・グリ ドゥー、「大いなる幻影」 のマルセル・ダリオなど。 (1937年 仏国)

監督: ジュリアン・デュヴィヴィエ

1937年作品 上映94分 製作国フランス

監督 ジュリアン・デュヴィヴィエ
脚本 アシェルベ探偵(アンリ・ラ・バルト)/ジュリアン・デュヴィヴィエ ジャック・コンスタン(脚色)/アンリ・ジャンソン(台詞)
原作 アシェルベ(アンリ・ラ・バルト)
製作 レイモン・アキム/ロベール・アキム
音楽 ヴァンサン・スコット/モハメド・イグルブーシャン
撮影 マルク・フォサール/ジュール・クルーガー
編集 マルグリット・ボージェ
製作会社 パリ・フィルム

ジャン・ギャバン(ペペ・ル・モコ)
ミレーユ・バラン(ギャビ ィ)
リーヌ・ノロ(イネス)
ガブリエル・ガブリオ(カルロス)
サテュルナン・ファーブル(じいさん)
シャルパン(レジス)
リュカ・グリドゥー(スリマン刑事)
ジルベール・ジル(ピエロ)
マルセル・ダリオ (アルビ)
シャルル・グランヴアル(マキシム)

東洋風の怪奇と秘密の世界と呼ばれたフランスの植民地アルジェリアの首都アルジェのカスパ。この世界で暗黒街の王者と畏敬されている男ぺぺ・ル・モコ。アルジェの警察当局に狙われている彼にとっては、狭いこの地がまるで牢獄の様に思われ、望郷の念抑え難いものがあった。彼にひたむきな思慕を寄せる女イネス、ぺぺが弟の様に愛しているピエロ、強欲大力のカルロス、盗んだ宝石を一手で捌く爺つあん、常に影の如くぺぺに付き添っているジミイやマックス、ぺぺをカスパの外へ誘い出し逮捕しようと気長く好機の到来を待っているアルジェ警察の刑事スリマン、警察の手先になっている男レジス、アルビという小男、そしてぺぺが惚れた女ガビイ。彼らの暴力、裏切り、嫉妬が絡み合う人間模様を描いたフランス映画の傑作!!

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